2016年12月18日日曜日

ノルウェー トロルスティッゲンU字谷付近の地形

ノルウェートロルスティッゲンU字谷付近の地形をGoogle earth proで観察してみました。

ノルウェートロルスティッゲンU字谷付近の地形
Google earth proにより作画

ノルウェートロルスティッゲンU字谷付近の地形
Google earth proにより作画

トロルスティッゲンU字谷の谷頭が急崖になっていることが特徴的です。

トロルスティッゲンU字谷谷頭の急崖

この谷頭急崖に展望台があるので、このU字谷姿の観察が可能になっています。

トロルスティッゲンU字谷谷頭の展望台

谷頭急崖の上も幅広いU字谷になっています。

谷頭急崖上のなだらか地形(幅広いU字谷)

谷頭急崖上のなだらか地形(幅広いU字谷)

この幅広いU字谷の付近は氷河が発達していた時代には永久氷雪域であり、トロルスティッゲンU字谷に大量の氷を供給していたものと推測します。



2016年12月14日水曜日

ノルウェー トロルスティッゲンのU字谷

ノルウェーのトロルスティッゲンU字谷は視点場の条件がよく壮大なU字谷観察(観賞)ができました。

これまでに出会ったU字谷風景では最高の風景でした。

視点場は氷河(水系)の谷中分水界に位置しています。

トロルスティッゲンのU字谷

トロルスティッゲンのU字谷

トロルスティッゲンのU字谷

トロルスティッゲンのU字谷
Google earth proによる作画

トロルスティッゲンのU字谷
Google earth proによる作画

トロルスティッゲンのU字谷
Google earth proによる作画

2016年12月8日木曜日

アラスカ コロンビア氷河の後退

以前記事に書いた、機中から見たアラスカの氷河がコロンビア氷河であり、後退の様子が顕著で有名な氷河であることに気が付きました。

2016.11.18記事「アラスカの氷河」参照

機中からみたアラスカコロンビア氷河 普通モード
2015年9月撮影

参考 機中からみたアラスカコロンビア氷河 アートモード
2015年9月撮影

Google earthで作画したアラスカコロンビア氷河
2015年9月作成

Google earth で確かめると、2016年の画像は2015年の画像よりさらに氷河が後退しています。

Google Earth EngineのTimelapse画像を1984年から2016年まで走らせると、コロンビア氷河の大後退がよくわかります。

アラスカ コロンビア氷河の後退
Google Earth EngineのTimelapse画像

画像を操作すれば、スピード(停止・開始も)、縮尺、場所を変化させることができます。位置ガイドも消せます。

2016年12月7日水曜日

ニュージーランド ミルフォードサウンド付近のU字谷

ミルフォードサウンドのフィヨルド地形は陸地のU字谷に連続しています。

陸地U字谷も壮大な地形となっていて見応えがあります。

ミルフォードサウンド付近のU字谷
Google earth proで作画

ミルフォードサウンド付近のU字谷 実景

ミルフォードサウンド付近のU字谷 実景

ミルフォードサウンド付近のU字谷 実景

ミルフォードサウンド付近のU字谷 実景



2016年12月6日火曜日

ニュージーランド ミルフォードサウンドの懸谷

古い地形学書にミルフォードサウンドの地形が氷食地形の懸谷の事例として書かれていましたので紹介します。

氷食地形における懸谷とは、主谷氷河と支谷氷河の合流点で谷底の高度差が生じ、氷河が全部融けると、支谷谷底が主谷谷壁の上に懸かっている(滝ができる)地形です。

懸谷の説明
c,a,cotton(1958):geomorphologyから引用

ミルフォードサウンドに注ぐU字谷と遠方に見える懸谷
c,a,cotton(1958):geomorphologyから引用

ミルフォードサウンドに注ぐU字谷と遠方に見える懸谷 実景写真

Google earth proによる説明

主谷は画面右上からの谷で、画面正面上の谷は支谷となり、谷底が主谷に段差をもって高くなっている。

懸谷にできた滝(スターリング滝)
c,a,cotton(1958):geomorphologyから引用

スターリング滝 実景写真

スターリング滝 実景写真

スターリング滝付近の地形(懸谷)
Google earth proによる作画
観光船(白点)の前がスターリング滝

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参考

ボーエン滝 実景写真

ボーエン滝の懸谷
Google earth proによる作画

スターリング滝(ミルフォードサウンド左岸)、ボーエン滝(右岸)も山頂氷河を水源としている万年滝です。

2016年12月5日月曜日

カナダアルバータ州コロンビア大氷原谷氷河の退縮の様子

2016.11.19記事「カナダ コロンビア大氷原」で紹介した谷氷河の退縮の様子をGoogle earth タイムラプス機能で紹介します。

Google earth タイムラプス機能によるコロンビア大氷原谷氷河の退縮の様子

スピード、縮尺、場所は画面上で操作できます。

モバイルでは利用できないかもしれません。

1984年から2016年までの32年間の谷氷河退縮の様子がよくわかります。

山頂部に広がる永久雪原(大氷原)から谷氷河に供給される氷の量が減っているということです。


参考 展望台からみたコロンビア大氷原



参考 Google earth proによるコロンビア大氷原の再現
黄色線は見学ルートのGPSログ

2016年12月4日日曜日

ニュージーランド ミルフォードサウンド

氷河に対する興味の一環からフィヨルド地形にも興味があります。

この記事ではニュージーランド南島のミルフォードサウンドの風景を楽しみます。

ニュージーランド ミルフォードサウンドの位置

ミルフォードサウンドの全景
Google earth proによる

ミルフォードサウンド風景の作画
Google earth proによる

ミルフォードサウンドの風景

合流するU字谷のシャープなシルエットが印象的です。

ミルフォードサウンドの風景

合流するU字谷の姿が地形模型のように感じられました。

ミルフォードサウンドの風景


ミルフォードサウンドの風景

切り立ったフィヨルド地形(海水が侵入したU字谷)に圧倒されます。

ミルフォードサウンドの風景

断崖の比高は1000m~1200m、水深は300mあり、谷幅500mにくらべ深くえぐられている地形に身震い(*)しました。


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*この風景を観光船から見ている限り圧倒はされますが、楽しいひと時です。

しかし、崖上の高さまで水面が存在していて、その水面を自分が泳いでいて、水面の下1500mの谷底がかすかに見えるという状況を空想したとたん、高度差を肉体的不安感を伴って実感できました。

思わず身震いして1500m差を体感したということです。

以前、房総南端の岩石海岸で泳いでいて、気が付くと水面下に急崖があり、海底の深淵を感じたことがあります。

泳ぎには自信がありますが、その時、なぜか落ち込むような不安感情が伴いました。