しばらく海外旅行ができないのでその代償行為になるような楽しみを探していたところ、日経2020.12.06に司馬江漢「地球図」のきれいな絵が出ていました。そこで、この絵をPhotoshopの球面変形機能を使って球面表示風の画像を作って遊びました。
1 日経掲載司馬江漢「地球図」
日経掲載司馬江漢「地球図」
2 地球図のPhotoshopによる変形
東半球図の変形
西半球図の変形
3 Photoshop 変形→球面の原理
Photoshop 変形→球面の原理を示す操作画面
4 感想
司馬江漢「地球図」を球面変形すると地球儀のような世界地図3Dモデル風になるので驚きました。投影法がそれだけ正確であるということです。
webサイト文化財オンライン(文化庁)では次のように記述されています。
「地球図は江漢の著作である『地球全図略説』に対応する世界図として作成された、日本初の銅版による世界図です。この原図は、天明7年(1787)頃に玄沢がオランダ人医師のストッツェルから入手したフランス語版の「モルティエ世界図」といわれています。玄沢が「モルティエ世界図」を手にしたとき、すでに刊行から60年以上が過ぎており、最新の世界図ではありませんでしたが、この原図では未知の領域として示されなかったユーラシア大陸の東端および日本の北方地域を描くなど、江漢独自の工夫がみられます。」
司馬江漢「地球図」2枚を1枚の平面投影図法風の画像にできれば、Blenderを使って球体に貼り付けた3Dモデルを作成することができます。司馬江漢「地球図」3Dモデル作成にチャレンジして、そのプロセスを楽しむことにします。