2021年10月8日金曜日

エジプト切手に描かれたピラミッドとスフィンクス

 エジプト500種という切手パケット(格安袋詰め商品)の中に多量の考古学切手が含まれていて、ピラミッドとスフィンクスを図案にしたものがかなりありました。これらの切手を眺めて楽しみ、また過去のエジプト旅行を反芻して楽しみました。

ピラミッドとスフィンクスは世界各国から収集家向けの美麗な切手が発行され、自分もいつの間にかかなり集めてしまいましたが、それよりもエジプト発行の素朴印刷の切手の方が考古学切手として価値があるような感情が生まれています。


エジプト切手 ギザのピラミッド 1

エジプト切手 ギザのピラミッド 2


エジプト切手 ギザのピラミッド 3


エジプト切手 ギザのピラミッド 4

ピラミッドとスフィンクスの組合わせの切手もあります。


エジプト切手 ピラミッドとスフィンクス 1


エジプト切手 ピラミッドとスフィンクス 2


エジプト切手 ピラミッドとスフィンクス 3


エジプト切手 ピラミッドとスフィンクス 4

3と4のスフィンクスの顔がリアルではなく想像的に整形されています。切手図案上で遺物を修復したという意味でしょうか?


エジプト切手 スフィンクス

ギザピラミッドとスフィンクスに関するエジプト500種パケットに次の22種が含まれていました。ピラミッドが背景に描かれている切手はさらに多数あります。また階段ピラミッドが図案になった切手も数種類あります。


エジプト切手 ピラミッドとスフィンクス各種

●ピラミッド関連記事

2020.07.08記事「カフラー王のピラミッド

ブログ「花見川流域を歩く」2017.03.12記事「ピラミッドはオリオン座三ツ星、稲荷台遺跡は北斗七星

2021年10月6日水曜日

ホルス神像の考古学切手

 エジプトエドフにあるホルス神殿のホルス神像が切手になっています。この切手を手づるにしてエドフ訪問を脳内反芻して楽しみました。


エジプト切手 ホルス神像

ホルス神は天空の神で、エジプトの神々の中で最も古く偉大な神です。ハヤブサそのものの姿で表現されたり、頭がハヤブサ体が人の半獣半人像で表現されたりします。

ホルス神殿のホルス神像はハヤブサの姿と、神殿内部のレリーフにおける半獣半人像で描かれています。


ホルス神像


神殿内部レリーフのホルス神像(中央)


ホルス神殿正面

この神殿はホルス信仰の中心であり、ホルス神像だらけでした。

ホルス神殿訪問はナイル川を行き交うクルーズ船がエドフに着き、そこから馬車に乗ってゆくことが一般的です。馬車の御者には若者も多く、観光がエジプトの主要産業であることを実感させられます。

エジプトエドフのホルス神殿付近の地形3Dモデル


エドフの位置

Google earth proによる

ハヤブサの半獣半人像を見て、同じように頭-鳥、体-人(女性)の縄文時代土偶例の存在を思い出したので、ブログ「花見川流域を歩く」で思索を楽しむことにします。


2021年10月4日月曜日

マチュピチュ遺跡の考古学切手

 2021.10.01記事「切手でマチュピチュ遺跡を再訪する」でインカの太陽観察施設が図案となっている考古学切手をメモしました。さらにマチュピチュ遺跡のトウモロコシ段々畑が図案となっている考古学切手も見つけましたのでメモします。

1 マチュピチュ遺跡のトウモロコシ段々畑切手


ペルー切手 クスコのトウモロコシ段々畑


ペルー切手 クスコのトウモロコシ段々畑

図案の段々畑風景がマチュピチュの風景と一致します。この切手は一般的なインカ遺跡を表現しているのではなく、マチュピチュ遺跡の考古学切手です。


マチュピチュ遺跡の段々畑

切手図案の場所の段々畑です。


Google earth proによる3D表示


マチュピチュ遺跡の段々畑

切手図案とは別の場所です。

インカ時代に、段々畑ではトウモロコシの他にコカやカボチャなど多様な植物が栽培されたようです。

2 マチュピチュ遺跡の太陽観察施設切手(再)


ペルー切手 クスコのインカ太陽観察施設


Google earth proによる太陽観察施設3D表示

Google earth proに太陽観察施設が3D表示されていて興味が深まります。回りをグルグル廻って写真を撮影し、フォトグラメトリーによる3Dモデルを作成し、詳しくその意味を分析検討したくなります。

3 地形3Dモデル マチュピチュ遺跡と考古学切手

マチュピチュ遺跡の考古学切手2枚の図案の位置を地形3Dモデルに表示しました。

マチュピチュ遺跡と考古学切手

地形3Dモデルの出典

* Generator: DEM Net Elevation API 

* Mesh reduction: geometry3Sharp (GradientSpace, Ryan Schmidt) BSL 1.0 License 

* Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography 

* Imagery: Esri World Imagery

4 マチュピチュ遺跡の位置


マチュピチュ遺跡の位置

Google earth proによる

2021年10月1日金曜日

切手でマチュピチュ遺跡を再訪する

 海外考古学切手収集を趣味活動レパートリーに加えて、海外旅行気分を味わっています。「ペルー500種」というパケット商品(格安袋詰商品)を購入したところ不思議なインカ遺構(クスコの太陽観察施設)が図案になった切手が含まれていました。


ペルー切手 クスコのインカ太陽観察施設


ペルー切手 クスコのインカ太陽観察施設

なにかおかしいぞと調べていくと、なんとマチュピチュ遺跡にある太陽観察施設で、以前訪問して観察したことのある遺構でした。マチュピチュ遺跡はクスコの近くです。この切手を引き金にしてマチュピチュ遺跡訪問写真を全部見て、いろいろなことや人を思い出し、反芻海外旅行を思う存分楽しみました。


マチュピチュ遺跡の太陽観察施設


マチュピチュ遺跡の太陽観察施設


マチュピチュ遺跡の太陽観察施設

この遺構の立ち上がりは人の背の高さ程度で、日時計のような使い方で太陽の運行を観察していたようです。この遺構だけでなく、太陽や月観察に使われた施設として窓とか壁に開けられた穴とか階段とかが知られているようです。また周辺の山頂と太陽昇降の関係も観察されたようです。


マチュピチュ遺跡

この図案の切手はなんと12種が含まれていました。


ペルー500種パケットに含まれていた「クスコのインカ太陽観察施設」切手12種

切手収集の世界では同じ図案の切手でも表示額面の違いや加刷の違いによって別種としてカウントします。

観光パンフレットのような美麗考古学切手もいいですが、この「クスコのインカ太陽観察施設」切手は自分にとって味わい深いもので親しみが湧きます。