2020年7月8日水曜日

カフラー王のピラミッド

DEM-Net Elevation APIでギザのピラミッド付近地形3Dモデルをつくるとどうなるか?意地悪な疑問が湧いてきました。そこで早速3Dモデルを作ってみました。なんとピラミッドが地形と同じように3Dモデルとして表現されます。

ギザのピラミッド
垂直倍率:×1.0
Generator: DEM Net Elevation API - https://elevationapi.com
DEM Net Elevation API (elevationapi.com), under MIT license, free for less than 100K$ gross revenue companies.
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Digital Elevation Model: AW3D30 OpenTopography - https://opentopography.org/
J. Takaku, T. Tadono, K. Tsutsui : Generation of High Resolution Global DSM from ALOS PRISM, The International Archives of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, pp.243-248, Vol. XL-4, ISPRS TC IV Symposium, Suzhou, China, 2014. [http://www.int-arch-photogramm-remote-sens-spatial-inf-sci.net/XL-4/243/2014/isprsarchives-XL-4-243-2014.pdf]
T.Tadono, H.Ishida, F.Oda, S.Naito, K.Minakawa, H.Iwamoto : Precise Global DEM Generation By ALOS PRISM, ISPRS Annals of the Photogrammetry, Remote Sensing and Spatial Information Sciences, pp.71 - 76, Vol.II - 4, 2014. [http://www.isprs-ann-photogramm-remote-sens-spatial-inf-sci.net/II-4/71/2014/isprsannals-II-4-71-2014.pdf]
https://doi.org/10.5069/G94M92HB
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Imagery: Esri World Imagery - https://services.arcgisonline.com/ArcGIS/rest/services/World_Imagery/MapServer
Source: Esri, DigitalGlobe, GeoEye, Earthstar Geographics, CNES/Airbus DS, USDA, USGS, AeroGRID, IGN, and the GIS User Community
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DEMは日本製(JAXA製)です。
垂直倍率を1.0にするとピラミッドが正常の姿になりました。値を大きくすると尖った塔のような異常な地物になってしまいます。

ピラミッドの夜間照明
右(赤)がクフ王、左(緑)がカフラー王のピラミッドです。

カフラー王のピラミッド

カフラー王のピラミッドとスフィンクス

ギザの3つのピラミッドが作られたエジプト第5王朝は4813年前から4518年前といわれています。
一方縄文時代加曽利E式期の年代は4950~4490年cal BPといわれています。
ギザのピラミッドの時期と縄文時代ピーク期の加曽利E式期がほぼ一致します。社会発達の彼我の差に考え込んでしまい、しばらく動くことができません。
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DEM-Net Elevation APIの作業風景

参考 東京スカイツリー付近のDEM-Net Elevation APIの作業風景
東京スカイツリーの3Dモデルはできませんでした。

2020年7月7日火曜日

Head-Smashed-In Buffalo Jamp

カナダアルバータ州にあるHead-Smashed-In Buffalo Jampの地形3DモデルをDEM-Net Elevation APIで作成しました。この近くに行き、別のバッファロー狩りの崖は見たことがあるのあるのですが、本家本元の崖はGoogle earth proでしか観察したことがありませんでした。しかし、DEM-Net Elevation APIで気軽に地形3Dモデル作成可能に気が付き、早速3Dモデルを作ってみました。バッファロー狩りの地形の様子が想像以上によくわかります。少し感動しました。

Head-Smashed-In Buffalo Jamp
垂直倍率:×10.0

Head-Smashed-In Buffalo Jampの様子

Google earthによるHead-Smashed-In Buffalo Jampの表示

6000年前から白人入植後まで続いた狩猟方法です。
幼牛の鳴き声でバッファローを集めたり、コヨーテの皮を被って脅してバッファローを集め、勢子が一斉に旗状の皮を振り上げて脅して暴走させます。事前に崖の方向に向かうレーンを石や樹木で設けておき、最後は崖から墜落させて殺します。槍等の狩猟具は使いません。数千年の狩りで崖が数十mの深さでバッファローの骨で埋まり、崖が低くなっています。

2014.10.03記事「参考 Head-Smashed-In Buffalo Jamp
2014.10.24記事「旧石器時代の狩方法
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DEM-Net Elevation APIの作業風景


2020年7月6日月曜日

コロラド川ホースシューベントの3Dモデル

アリゾナ州コロラド川ホースシューベントの3Dモデルを作って、迫力ある地形を反芻観察して楽しみました。
3DモデルはDEM-Net Elevation APIで作成し、そこからSketchfabに直接投稿しました。
DEM-Net Elevation APIがとても便利です。

ホースシューベント
アリゾナ州コロラド川
垂直倍率:×5.0
Generator: DEM Net Elevation API
Digital Elevation Model: SRTM_GL1 OpenTopography
Imagery: MapBox Satellite Street

ホースシューベントの全景

ホースシューベントの遠景

ホースシューベントの案内板

DEM-Net Elevation APIの作業風景

2020年7月4日土曜日

アラスカ鉄道からみた風景

アラスカ鉄道からみた風景を反芻して楽しみました。デナリからアンカレッジまで乗車してアラスカ風景を堪能しました。

アラスカ鉄道からの風景
9月撮影

アラスカ鉄道からの風景
Google earth(web版)で調べたらこの風景の撮影ポイントがすぐにわかりました。

リトルウィロー川を渡った時の風景です。紅葉がきれいなので写真をたくさんとりました。

リトルウィロー川付近のGoogle earth(web版)画面(3D)

リトルウィロー川付近のGoogle Map画面

場所が判ったのでその付近の地形3DモデルをDEM-Net Elevation APIで作成し、そのサイトからSketchfabに直接投稿しました。

アラスカ鉄道とリトルウィロー川

DEM-Net Elevation APIの作業画面

DEMは日本製30mメッシュ(JAXA)を使いました。日本国内で5mメッシュを使っていると台地地形がきれいに3Dモデルになります。しかし、海外での台地地形は最精細30mメッシュではあまり満足できませんが、これが現実です。

アラスカ鉄道窓なし展望車から

アラスカ鉄道展望車車内
途中駅以外で手をあげて合図する人がいれば停車して乗車させていました。先頭機関車に乗せていたようです。