2018年7月30日月曜日

アポロ7号窓から撮ったチャド湖写真(1968年)

2018.02.18記事「チャド湖」の追補です。
NASA earth observatory に「The Rise and Fall of Africa’s Great Lake Scientists Try to Understand the Fluctuations of Lake Chad」という記事があり、その中でアポロ7からチャド湖を撮った写真など興味深い写真が掲載されていますので引用学習しました。

アポロ7号窓から宇宙飛行士が撮ったチャド湖写真(1968年) NASA earth observatoryから引用
広大な地域が水面に覆われている様子が臨場感あふれる写真で確認できます。

1963年に偵察衛星で撮影された写真 NASA earth observatoryから引用

2017年3月撮影 ランドサット8号撮影赤外線画像 偽色 赤色は植生 NASA earth observatoryから引用

記事ではボコハラム武装勢力などによる誘拐、爆撃、銃撃等で地域が大混乱していて、現地での湖沼観測は不可能にちかく、水位変動や水面変化などの観察における衛星写真リモートセンシングの重要性が極めて高いとのべられています。
また、南の縮小した水面は帯水層とつながっているためこれ以上は縮小しない可能性があることも述べられてます。
チャド湖に関する興味を引き続き深めたいと思います。


2018年7月29日日曜日

世界夜景地図

別記事(ブログ花見川流域を歩く番外編2018.07.27記事「世界は一つの干拓地」)で図書から世界夜景地図(NASA)を引用しましたが、その原本をみたくて検索してみました。
NASAのサイトの一つであるearth observatoryの中に幾つかの夜景地球コーナーがありその中に引用原本(2009年版)をはじめ2012年版、2016年版の世界夜景地図や多数の夜景写真が公開されていました。
夜間の発光は人間活動の活発性をそのまま投影している資料になりますから大変興味のあるものです。今後世界夜景地図だけでなく地域別の夜景写真についてもこのサイトから入手して楽しみ、趣味活動に役立てたいと思います。

2016年世界夜景地図 NASA earth observatoryから引用

日本付近の夜景写真 NASA earth observatoryから引用
北朝鮮の発光の少なさが際立ちます。

NASA earth observatoryサイト画面


2018年7月23日月曜日

テンガー砂漠

Geomorphology from space PLATE E-23 TENGGER DESERT

Geomorphology from space(NASA)に掲載されている地形事例のうち風食地形についてその現場をGoogle earth proで観察しています。
この記事では中国のテンガー砂漠を観察します。

1 図書に掲載されている画像と位置図

Geomorphology from spaceの画像

Geomorphology from spaceの位置図

参考 テンガー砂漠の位置(背景は標高色分け図)

参考 テンガー砂漠の位置(背景は森林率図)

2 テンガー砂漠の様子
三日月型砂丘の比高は断面図の範囲(約1.5㎞)で最大12m程度になっています。

テンガー砂漠の様子 Google earth proによる

テンガー砂漠の様子 Google earth proによる
テンガー砂漠やモウス砂漠は黄土地帯と隣接しますが、黄土地帯についてはあらためて学習します。

2018年7月20日金曜日

モウス砂漠

Geomorphology from space PLATE E-22 MU US SANDY LAND, CHINA

Geomorphology from space(NASA)に掲載されている地形事例のうち風食地形についてその現場をGoogle earth proで観察しています。
この記事では中国オルドス平原のモウス砂漠を観察します。

1 図書に掲載されている画像と位置図

Geomorphology from spaceの画像

Geomorphology from spaceの位置図

参考 モウス砂漠の位置(背景は標高色分け図)

参考 モウス砂漠の位置(背景は森林率図)

2 モウス砂漠の様子
砂丘の比高は3-5m程度であり、50%は湿原または植生で覆われた農地になっています。

モウス砂漠の様子 Google earth proによる

モウス砂漠の様子 Google earth proによる

2018年7月17日火曜日

グリーンランドの白夜 Windows Spotlight から

パソコンの最初画面のWindows Spotlightにグリーンランドの白夜風景が何度も出てきて、印象的でしたので今朝画面をカメラで撮りました。

グリーンランドの白夜 Windows Spotlight 普通写真

グリーンランドの白夜 Windows Spotlight アートモード写真
手前にある氷塊が特に印象的でカメラを取り出すきっかけになりました。

Earth View from Google Earthでみたグリーンランド氷河表面模様も同じように印象的でした。

グリーンランド氷河表面模様 Earth View from Google Earth 1036

グリーンランド氷河 Google earth pro

ジャドレ・ダイアモンド著「文明崩壊」で中世ノルウェー人のグリーンランド入植記録を読み、グリーンランドに対する風景に興味が増しています。

グリーンランド
赤印は中世ノルウェー人の入植地


2018年7月15日日曜日

タール砂漠

Geomorphology from space PLATE E-21 THAR DESERT

Geomorphology from space(NASA)に掲載されている地形事例のうち風食地形についてその現場をGoogle earth proで観察しています。
この記事ではインド、パキスタンにまたがるタール砂漠(大インド砂漠)を観察します。

1 図書に掲載されている画像と位置図

Geomorphology from spaceの画像

Geomorphology from spaceの位置図

参考 THAR DESERTの位置(背景は標高色分け図)

参考 THAR DESERTの位置(背景は森林率図)

2 出現する砂丘タイプ
三日月型砂丘、縦型砂丘、パラボラ型砂丘が出現します。

三日月型砂丘

三日月型砂丘
砂丘の比高は15m~20m程度のところが多くなっています。

縦型砂丘

パラボラ型砂丘

2018年7月13日金曜日

イランの砂海

Geomorphology from space PLATE E-20 SAND SEA IN LUT DESERT

Geomorphology from space(NASA)に掲載されている地形事例のうち風食地形についてその現場をGoogle earth proで観察しています。
この記事ではイランのルト砂漠にある砂海(SAND SEA)を観察します。

1 図書に掲載されている画像と位置図

Geomorphology from spaceの画像

Geomorphology from spaceの位置図

参考 SAND SEA IN LUT DESERTの位置

2 砂海の様子

砂海の全体
ヤルダン地形の東に砂海が広がっています。

砂海の様子
星形砂丘が線状に連続している様子が観察できます。3Dで観察しても砂丘が平板になっていますが、これは次の断面図で確認できたように、このエリアの詳細地形データがまだ整備されていないためであると考えます。これまでアフリカを始めとする各地の砂丘では詳細な地形データが整備されていて星形砂丘の姿を3Dで観察することができました。

砂海の様子
星形砂丘の比高は150m近くあるのですが、Google earth proの地形断面をみると凸凹がほとんどありません。詳細な地形データがこの地域では整備されていないようです。

砂床(SAND SHEET)
起伏のある砂丘がほとんど発達しない砂床(SAND SHEET)と呼ばれるゾーンの様子です。

2018年7月9日月曜日

イランにある地球最大規模のヤルダン地形

Geomorphology from space PLATE E-19 YARDANGS OF THE LUT DESERT

Geomorphology from space(NASA)に掲載されている地形事例のうち風食地形についてその現場をGoogle earth proで観察しています。
この記事ではイランのルト砂漠にあるヤルダン地形を観察します。

1 図書に掲載されている画像と位置図

Geomorphology from spaceの画像

Geomorphology from spaceの位置図

参考 YARDANGS OF THE LUT DESERTの位置

2 ヤルダン地形の様子

ヤルダン地形の様子
イランのルト砂漠では北北西から南南東の風の力で湖成層が浸食されて、広域にわたって線上のヤルダン地形ができ、世界最大規模です。

ヤルダン地形の様子
柔らかい地層(シルト層)が一定方向の風の力で削られ、比高は70m程度に及んでいます。


ヤルダン地形の様子

ヤルダン地形の様子