アマゾン火災のニュースが連日テレビを騒がしていますが、NASAサイトに掲載された火災分布地図があまりにも衝撃的ですので紹介します。
2019年8月15〜22日にTerraおよびAqua MODISによって観測されたブラジルでのアクティブな火災検出
NASAサイト記事Uptick in Amazon Fire Activity in 2019から引用
解説
「オレンジ色で示されている火災の位置は、VIIRSが取得した夜間画像に重なっています。これらのデータでは、都市と町は白く表示されます。森林地帯は黒く見えます。熱帯のサバンナと森林地帯(ブラジルではセラードとして知られています)は灰色に見えます。ブラジルのパラ州とアマゾナス州での火災検知は、高速道路BR-163とBR-230に沿ったバンドに集中していることに注意してください。」同上引用
アマゾン流域では毎年7月-10月が自然火災と人口火災が増加する季節ですが今年は特段に火災が多いことが次の統計で示されています。
2012年1月1日-2019年8月21日 ブラジルのアマゾンを構成する7州の火災件数累積曲線
NASAサイト記事Uptick in Amazon Fire Activity in 2019から引用
2012年1月1日-2019年8月21日 ブラジルのアマゾンを構成する7州の火災放射電力累積曲線
NASAサイト記事Uptick in Amazon Fire Activity in 2019から引用
2019年8月19日
NASAサイト記事Uptick in Amazon Fire Activity in 2019から引用
解説
「2019年8月19日、NASAのTerra衛星のMODIS機器は、ブラジルのパラ州のNovo Progresso付近で燃えている火を示す自然色の画像(ページ上部)をキャプチャしました。町は、南アマゾンの農民とサンタレンのアマゾン川の外航港とを結ぶ南北の高速道路BR-163に沿って位置しています。牧草地と農地は、高速道路の周囲に整然とした長方形の区画で集まっています。高速道路の西側では、曲がりくねった道路が一連の小規模な鉱山をつないでおり、それらは熱帯雨林の奥深くまで延びています。」同上引用
この記事では今年の火災が特に激しい理由として開発の影響が大きいことを指摘しています。アマゾンの幹線道路沿いに拡大しつづける開発地が一斉に火災に見舞われているという様相のようです。
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