切手の博物館企画展示「切手de考古学」を観覧しました。(ブログ「見川流域を歩く」2021.07.21記事「切手de考古学」)
この観覧で切手という媒体を通じて考古遺跡や考古遺物を眺めてみる、考えみる、楽しんでみることも面白いと感じました。そこで早速売店で販売している考古学関連切手を購入してみました。
その中にメキシコ国のチチェン・イツァ遺跡切手がありました。切手図案から、以前この遺跡を訪問したことがあることを鮮やかに思い出しました。そこで、現地で撮影した写真フォルダーを画面上に開けて、画面上写真を見ながら遺跡内を歩き、遺跡で受けた珍しさや異様さなどの感動を反芻的に思い出して楽しみました。
メキシコ国切手 チチェン・イツァ遺跡
チチェン・イツァ遺跡はマヤ文明遺跡であり、6世紀頃から12世紀頃まで栄えた都市遺跡です。チチェン=井戸のほとり、イツァ=水の魔術師
カスティージョ(ククルカン・ピラミッド)
ピラミッド底部のククルカン(羽毛の蛇)
球技場
球技場のゴール
円の中にボールをけり込む。
球技試合勝者のリーダーが生贄となるとの説明がガイドさんからあり、最初は何かの間違いだと思っていました。しかし間違いではなく、確かに勝者のリーダーが生贄となったと考えられている(伝わってきている)ようです。生と死の概念・感覚がマヤ人と現代日本人では根本的に違うような印象を受けました。
戦士の神殿の柱列
戦士の神殿に設置されているチャックモール
チャックモールは生贄からえぐり出した心臓を置く台です。
生贄の頭骨を展示する台施設などもあり、死はマヤ人にとってかなり身近なものであったという感想を持ちました。現代日本人の感覚ではマヤは残酷と死が満ち溢れている社会です。
天文台
実際に天文観察していた天文台跡です。
セノーテ
水中調査の結果多数の人骨や宝物が見つかっています。深部の水温が低いため頭蓋内に脳みそが残っていたのですが、水中でそれをすべり落としてしまい、貴重な古代人脳組織を失ってしまったという海外科学番組をみたことがあります。
セノーテ(イク・キル)
セノーテ(イク・キル)
このセノーテは泳ぐことができます。
チチェン・イツァ遺跡入場券
なんとチチェン・イツァ遺跡入場券が出てきました。
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