2021年8月26日木曜日

切手で再訪したデルフィ古代遺跡

 最近、考古学切手収集が趣味活動のレパートリーに加わりました。収集そのものが目的というよりも、収集した考古学切手をネタにして遺跡や遺物やそれが出土する土地についての見聞を広め、楽しみをより深めるようとするという趣旨です。

切手の博物館で購入した考古学切手の中に国連「ギリシャ デルフィ古代遺跡」があります。この1枚の考古学切手で丸1日遊びました。

1 国連「ギリシャ デルフィ古代遺跡」切手


国連「ギリシャ デルフィ古代遺跡」切手

アテナ・ブロナイアの神域の写真が切手図案となっています。

2 デルフィ古代遺跡の紙上再訪

デルフィは古代ギリシャ神託の場として有名な遺跡です。敵国ペルシャまでもが神託を授かるために使者を派遣したという逸話まであります。

アテナ・ブロナイアの神域はアポロン神殿より低い場所に位置していて、古代においてデルフィを訪問する人々が最初に目にする神殿です。


アテナ・ブロナイアの神域

Google earth proに3Dモデルが掲載されていましたので、画像にしました。


アテナ・ブロナイアの神域(Google earth pro)

神託の場となったのがアポロン神殿です。


アポロン神殿


アポロン神殿(Google earth pro)

デルフィには各国の宝物庫跡が残存しています。次の建物はアテネの宝物庫です。


アテネの宝物庫


世界の中心を意味する大地のヘソ

写真をみていると十数年前の見学の様子が鮮やかによみがえり、時間を忘れます。

3 デルフィの場所


デルフィ(デルポイ)の位置

4 感想

ギリシャがまだ経済危機を迎える前の良き時にデルフィを訪問して、アテナ・ブロナイアの神域やアポロン神殿、アテネの宝庫、アテネ人の柱廊、古代劇場、競技場…をじっくり見学してさらにデルフィ博物館の素晴らし出土物も数多く見学しました。この見学ではギリシャ在住日本人専門家の方に説明していただき理解がとても進みました。

国連「ギリシャ デルフィ古代遺跡」切手をきっかけに当時の写真やGPS記録をクラウドの奥深くからダウンロードして、紙上再訪(パソコン再訪?)を丸1日かけて楽しみました。

神託とか占いとか、自分は判っているようで実はその歴史を詳しく知りません。

神託とか占いとか言うものは縄文人も当然利用していたのだと思います。縄文人の呪術とは、いうならば占いのことであると思います。占いの歴史を知らないで縄文学習している自分はかなりおめでたいと思います。占いとか呪術とかの本格学習をしなければ土偶を語ることはできないと思います。

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