ナスカ地上絵で「手」と呼ばれる作品を観察してみました。
素写真
Photoshop処理写真
Photoshop処理写真切り抜き
パンアメリカン道路に地上絵観覧用展望台が設置されています。展望台の右側にあるのが「手」と呼ばれる絵で、左側は海藻あるいは木と呼ばれる絵です。
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「手」と呼ばれる絵の説明で、どこかの図書で、片手だけ4本指だと書いてありました。
一方、最近「古代壁画に「指の欠けた手形」が多数あるのはなぜなのか?
」というwebニュースを見ました。世界の古代洞窟壁画の手形吹付に指が欠けた手形が多いという記事です。
自分の思考習性で、ナスカ地上絵の指欠け手と世界各地洞窟手形の指欠けが意味のある共通性で結ばれ、それが指を詰めるというコミュニケーション習俗で、人類共通のものであると妄想しました。
もしかしたら現代日本やくざ世界にもつたわる指詰めは縄文人ルーツの習俗か???それなら縄文人の出土人骨で指詰めの例があるか。
早速手持ち資料で縄文人の人骨出土情報を調べてみました。手の指の出土はほとんど皆無に近いことを知りました。おそらく指の骨は小さく、貝層の下でも溶けてしまうのだと思います。
縄文人指骨(手の骨)出土がほとんど皆無なら指詰め風習が存在したかどうかはわかりません。そのような問題意識をもつ研究者もいないと思います。
抜歯など類似風習は詳しく研究されているようです。
ここまでの思考で獲得できた項目
1 縄文人に指詰め風習があったかもしれない(なかったかもしれない)。
2 縄文人の手の骨の出土がほとんど皆無であるという事情を知ったことは、今後の縄文学習に役立つに違いない。(手の使い方に関する骨からの情報は専門家も知らないという情報)
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さて、ナスカ地上絵「手」をよくよく観察すると、人の手を表現した絵とは考えられません。他の絵は抽象化されているとはいえ存在するモノの絵です。この手は丸っこい体部から出ていて、その体部を人と見ることはできません。
ナスカ地上絵「手」は海藻とかの根の生えた植物を表現していると直感しました。
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ナスカ地上絵「手」を縄文学習に結び付けることにはお見事に失敗しましたが、縄文人に指詰め風習があるかもしれないという問題意識は確実に残りました。
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